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象り尺八

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悠など、鳴りの良い尺八の内側の構造をシリコンでコピーして、そのシリコン型で鳴りの良い尺八を作ってしまいましょう。ここでは、下図の一尺六寸の内腔をコピーしてクローン尺八を作ります。




材料など

 ☆外径2cm程度の塩ビ管。
 ☆物干し竿カバー(左図)
 ☆石膏
 ☆ビニールチューブ
 ☆芯棒(真鍮、ステンレスなど)。

 ☆旭化成ワッカーシリコン(RTV2 M8012)
  レジンキャスト用シリコン(左図)
 ☆(株)平泉洋行のウレタン注型剤
  ハイ・キャスト、黒色(右図)

最初に、シリコンで象りできるよう尺八を石膏で細工します

シリコンが手孔から漏れないように石膏で手孔を塞ぎます。

①物干し竿カバーを塩ビ管にかぶせて、お湯をかけます。

②お湯をかけて縮んだカバーに、図のように縦に切込みを入れます。

③それを尺八の中に挿入し、手孔部の内側にティッシュなどつめて、手孔部とカバーに漏れが無いようにします。
ここに石膏を入れて手孔を塞ぎます。すべての手孔を石膏で塞ぎます。


歌口側からシリコン棒を抜く時に持つ部分が必要ですので、歌口側を石膏で延長します。



歌口の周りに厚手の紙を巻きつけて、物干し竿カバーとの間に石膏を入れて、歌口側を延長します。



下図が象り用尺八の完成像です。灰色の部分が石膏です。



次に、この象り用尺八を使ってシリコンの型を作ります

鉄や真鍮の芯棒を挿入したビニールチューブを尺八の中にいれます。管尻は穴を開けた円盤で塞ぎ、その孔に芯棒を通して固定します。
歌口部を上にして歌口部から旭化成ワッカーシリコン(RTV2-M8012)を流し込んだあと、歌口部も同様に孔を開けた円盤で芯棒を固定します。
垂直に立てずに30度とか45度程度にすると管尻にかかる圧が低くなりシリコンが漏れにくいかもしれません。
2回もしくは3回に分けてシリコンを注入するのもよいかもしれません。
シリコンが固まったら、まず芯棒を抜きます。次にビニールチューブを抜きます。最後に歌口部の石膏を外し、シリコン棒を抜きます。
管尻部が太くなっていますが、ビニールチューブを抜いた間隙の分縮みますので、ちゃんと抜けます。
管尻部の絞りが強い尺八の場合は、管尻部にビニールチューブの上にさらに太目のブラスチックチューブなどを使うとよいかもしれません。
抜けにくい時は薄めた中性洗剤をシリコンと尺八の間に使うと抜け易くなります。
右は完成したシリコン型です。ビニールチューブと芯を入れて使います。

最後はシリコン型を使ってコピー尺八作ります

尺八用竹の中にシリコン型棒を入れて、そこの間隙にウレタン注型剤ハイ・キャストを注入すれば、ほぼコピー尺八の出来上がりです。

 

①の歌口部の内径はシリコン棒がかっちり合うように作ります。
歌口部を下にして、ハイ・キャストを管尻部から注入します。
垂直に立てずに30度、45度などにして、2~3回に分けて注入するのもよいかと思います。

ハイキャストが固まったら、シリコン棒を作ったときと同じ要領で、芯棒、ビニールチューブ、シリコン棒の順で抜いてゆきます。

たったこれだけで、尺八作りの最も重要な難しいところが終了です。

あとは手孔、歌口を細工すれば、尺八の出来上がりです。

完成

一番上がコピー元尺八(私のお師匠さんのお師匠さんが作られた一尺六寸)。
その下が、その六寸尺八からかたどりしたシリコン棒。
その下が完成した尺八で、一番下はその裏です。横山OZお師匠に頂いた竹材を使っています。
裏には大学の恩師に般若心経を広島熊野彫り?して頂きました。(2008年3月2日)
この尺八はtoorakさんにも吹いて頂いたことがあります。「鳴り過ぎ」と評価を頂きました(2007年 5月20日)。
お世辞半分以上としてもまあまあ鳴ると思います。

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